k-2try-1 国東半島峯道ロングトレイル K-2オプション 2015/6/28


クラブ員のお誘いでハンカイソウ咲き誇るK-2周回コース開拓に出かけた。集合は国東町岩戸寺の駐車場。8時ちょっと過ぎに駐車場へ到着したら、先着車あり。なんと宇佐から参加の加藤さん。それからしばらくして清成隊員と坂本隊員が到着した。どうやら今日の参加はこの4人。やや寂しい人数。
ここから車で山口池の近くの広場に移動し、そこから徒歩での出発とした。

ここから山口池へ流れ込む川に掛かる橋を渡り三十仏方向へ登る林道を進む。
山口池には土手の建設に関わる人柱の伝説が残る。(国東町史) また、この集落には、天台宗の峯入行の途中、唯一民間の家にあがり持て成しを受ける上溝家がある。

今日は、仁王さんに軽く会釈をして三十仏前を通りすぎて林道を真っ直ぐ進む。しばらく歩くと道の右側に舟の形をした手水鉢と石の格子が嵌められた石塔がある。さて?一体何の神様が祀られているのだろう。

舟形の手水鉢 石の格子が嵌められた石塔


ハンカイソウ(樊噲草、学名: Ligularia japonica )はキク科メタカラコウ属の多年草。・・・Wikipedia他
茎の高さは60~100cmになる。根出葉は長い葉柄があり、葉身は掌状に深く裂け、長さ、幅は30cmになる。茎につく葉は3枚で、茎に互生し、葉柄の基部は広い鞘となる。芽出しの時の葉はヤブレガサのようにすぼんでおり、成長とともに展開する。

花期は6-8月。茎の上部に散房状に2-8個の頭花をつける。頭花は黄色で、径10 cmに達する。舌状花は10個ほど。トウゲブキ(エゾタカラコウ)にはある総苞の基部と花柄の基部の苞はない。冠毛は赤褐色で、長さ6-7.5mmになる。


山地のやや湿ったところに生える多年草。1m前後の高さまで伸び、茎にはマムシグサに似た斑紋がある。長い柄のある根出葉は約30cmの大きさで、掌状に切れ込み、裂片が更に上規則に切れ込む。花は10cmほどの大きさで、10個前後の舌状花と筒状花から成り、茎の先に2~8個付く。吊前の由来は、他の低い雑草の上に抜きん出て花を咲かせる様子を中国の武将・樊噲に例えたのだそうだ。
ハンカイソウ 道筋のいたるところに・・・

道脇の谷へ下るとハンカイソウのお花畑

誰かの好奇心が左手に聳える瘤に引っ張られる。私たちもそれに引っ張られて急な斜面を立木に助けられながら登っていく。辿り着いた尾根瘤の天辺には鹿の糞と絶景があった。・・・さて、下りが大変。
のぼりヨイヨイ、くだりは怖い! 中央が千灯岳で左が来浦富士か?

牛嶽の景へ立ち寄る。先ほど登った尾根瘤が見える。 ここも絶景! 天気が良ければ姫島も綺麗に望める。

牛嶽の景に立ち、先ほど登った尾根瘤を眺める 牛嶽の手前の尾根瘤

さあ、私はコンクリート舗装道へ下って、峠の掘り割りへ向かう。3人は、尾根伝いに堀切の峠へとTRY。
早足で先に堀切の峠に到着し、尾根まで登って3人を待つ事にした。私が上り着くと尾根の方から声がする。迎えに尾根上を進むと、大きな瘤が立ちはだかり、坂本君が尾根瘤を巻きながら登ってくるのが見えた。尾根瘤に登って見ると、何とか乗り越えられそうな感じがするので、2人に乗り越えをアドバイスする。程なく2人が尾根瘤を乗り越えて現れた。話しによれば、かなり危険なので、公開ルートには無理との感想だった。掘り割られた峠の尾根の行き止まりの「葛原展望所」には山ツツジの赤い花が咲き、石のお地蔵さんが私たちを迎えてくれた。